スノーボード やめどき
たまたま寄った所でPicassolが出張販売をされていた。
Picassolといえばその昔、仕事帰りに立ち寄るお店で扱っていて、よく購入していた。
久しぶりにその頃を思い出した。
そんな思いもあり、1つ購入。期間限定のラズベリーホワイトチョコ。
こんな食感だったかなー。よく食べていたはずなのに、思い出せない。
今月スノーボードをしに行く。ここ数年は年に1回、多くて2回しか行かなくなった。
Picassolを購入していた頃、時間とお金があれば次の日が仕事でも、日帰りで行っていた。
春になっても雪がまだ残っている山を探し、日焼けを気にしながらも上着を脱いで滑っていた。
ボードが楽しくてしょうがない時だった。
結婚してからは、少しずつ行く回数が減ってきた。
スキー場の駐車場に夜中に到着し、車中で夜を明かす。なんて事がもう億劫になってきた。 あんなにワクワクしていたのに。
ウェアやブーツは買い換えたが、ボードはずっと使い続けていて、一昨年から行くたびにビンディングが1箇所ずつ壊れ始め、慌ててスキー場のショップで壊れたパーツを買い、付け替えることが恒例となってしまった。
いつまで滑るのかと頭の片隅にあるので、全取っ替えする踏ん切りがつかないのだ。
ゴーグルも顔面にあたる部分のスポンジが劣化し、顔面に黒いスポンジのカスカスがつきまくるようになった。それはまるでマスカラのカスのよう。
もう潮時なんじゃない? ずいぶん楽しんだじゃない。と道具に言われているかのよう。
寒い所に疲れに行くなら、温泉でゆっくりでもいいんじゃない?という極楽旅行も頭をよぎる。
でも今辞めたらもう2度と行かなくなるだろう。
体が動いているなら行った方がいい。
もう飛んだり回ったり、急な斜面をフウフウ言いながらチャレンジするような事はしなくなったのだから、上手くなろうとか限界にチャレンジとか考えずに、冬だけの楽しみと考え、雪山をゆっくり満喫すればいい。
新しい事を始めるより、出来なくなる事が多くなっていく体にいつかなるならば、億劫がらずに今できる事を細々と続けていく方が、後悔がないのかもしれない。
あえて自分でゴールを決めなくてもいいのかもね。
なんて、今朝、家人とそんな話をした。